システムエンジニアに転職するために必要となるパワーポイントスキル

システムエンジニアに転職するために必要となるパワーポイントスキル

今回のお悩みポイント

システムエンジニアへの転職を考えていますが、プログラミングなどの技術スキル以外であるとよいスキルを知りたいです。

システムエンジニアはプログラミングスキルといった技術的なスキルに目が行きがちですが、それ以外のスキルもとても重要になってきます。その中でもPowerPointでの資料作成力は意外と追加点になるポイントです。

この記事の概要とポイント

システムエンジニアに必要なパワーポイントスキルはシステム開発に関わるさまざま事項を関係者に端的に伝えるためにパワーポイント資料にまとめられる能力です。

難しいシステムの内容を分かりやすく伝わる資料にまとめるには、情報の図解化能力と最低限のデザイン知識を持っておく必要があります。

システムエンジニアの仕事はプログラミング以外の仕事も多い

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私自身、IT業界で約20年仕事をしています。IT業界と言えば、幅は広いですが、システムエンジニアが活躍するシステム開発の現場では、意外とプログラミング能力以外のスキルがモノを言うことは多いです。

一番分かりやすいのはコミュニケーション能力といったヒューマンスキルでしょう。どれだけ立派なプログラムが作れても、お客さんの作ってほしいものを作らなければお金を払ってもらえません。そもそもコミュニケーションがうまくできておらず、見当違いのものを作ってしまえば、時間は無駄になります。それ以外にもいろいろあります。

システムの仕様を決めていくための会議を開いて説明をしたり、会議自体をファシリテーションするときもあります。会議で相手にものごとをうまく的確に伝えるためには説明資料を準備する必要もあります。

言い始めるときりがないですが、今のIT業界は技術的なスキルはできて当たり前で、むしろ、それよりもヒューマンスキルや付帯業務も含めてうまく仕事ができる能力のほうが重視される状況です。

とにかく、システムエンジニアはプログラムを書いていればOKという仕事ではないということです。それ以外の付帯作業がいろいろとあって仕事を進めていきます。

もちろん、本当にプログラムだけを書く仕事や業種もあると思いますが、簡単に言えばお給料はよくありませんし上がらない職種です。いずれAIに奪われていく世界なので、それ以外の人間でないとできない仕事の方が重視されます。

システム開発の現場ではパワーポイントで資料作成することも多い

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システムエンジニアはプログラミング以外の能力も必要と言うことを書いたわけですが、その中でプログラミングスキルやヒューマンスキル以外で意外と必要になるのがパワーポイントでの資料作成力です。

システム開発に関わる資料作成(ドキュメント作成)と言えば、エクセルやワードといったイメージもあると思いますが、パワーポイントで作られる資料も多いです。

例えば、プロジェクト計画書やテスト計画書、進捗報告書などです。どちらかというとプロジェクト管理に関わる資料が多く、仕事を前に進めていくための資料なのですが、それほど大きくないプロジェクトでは現場のエンジニアがプロジェクトリーダーもいっしょに行うことも多く、エンジニアで作成することも多いのが実情です。

プロジェクト管理関連の資料なので、細かなことは置いておいて、全体像や要点をしっかりと伝えられる資料が必要となり、プレゼンテーションツールであるパワポを使うことが多いです。

相手に素早く的確に内容を伝えることが必要なので、資料内容のまとめ方や作り方が重要になり、資料がうまく作れていないと、仕事がうまく前に進まなかったりと、システム開発の中でも重要な役目を果たす資料となります。

こういった資料を作るには知識と経験がないとできないので、資料作成力を兼ね備えたエンジニアは少ないのが現状です。

転職時のプラス評価にもつながる資料作成力

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上記に書いた通り、パワポ資料作成力を兼ね備えたシステムエンジニアは少ないです。逆に言うと、転職においては仕事を前に進めることができる資料作成ができれば、差別化にもなりますし、プラス評価にもなります。

ただ、プログラミング開発ができるだけでなく、開発プロジェクトの中で必要となる各種資料を作成し、ステークホルダーとコミュニケーションをとりながら仕事を進めていくことができるという点が口から語られただけで、一気に信頼度が上がります。

パワポ資料作成力には仕事力が詰まっている

システム開発からは少し話がずれますが、パワーポイントで作成する資料は企画書や提案書、報告書など、いわゆる仕事を動かす局面で使う資料になることが多いです。

これらの資料作成には、課題把握能力や問題解決能力、ロジカルシンキング、情報をまとめるサマリー力などなどなど、仕事をするために重要な仕事力が詰まっています。

特に会社や組織の中の上層部の方はその重要性が分かっているので、資料作成がうまくできる人材は仕事能力が高いと判断されることも多いです。

パワポ資料作成はシステムエンジニアに関わらず、すべての業界で使える共通のビジネススキルとなり、持っておいて損のないスキルです。

システムエンジニアが持っておくとよいパワーポイント資料作成スキル

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では、私の経験からシステムエンジニアが持っておくとよいパワーポイント資料作成スキルについて書きたいと思います。

情報をまとめて分かりやすく表現できるスキル(情報図解化スキル)

1つ目は、自分の伝えたいことを分かりやすくまとめて資料化できる能力です。

資料の章立てもそうですし、各スライドで伝えたい情報を素早く伝えられるように図解化表現するような能力です。よく仕事の現場で、資料がごちゃごちゃすぎて、何が言いたいのかわからない、読む気になれない、などの言葉も聞いたことがあると思います。

資料作成力がないと、情報がうまく伝わらなかったり、受け入れてもらえなかったりと、仕事に大きな影響を与えます。ちょっとしたことですが、資料が見やすく、分かりやすいだけで結果が好転することだった多々あります。

情報を絵にする能力(図解化できる能力)は本当にビジネスシーンでプラス要素になるスキルだと思います。

この情報を資料にわかりやすくまとめることを私は情報設計と言っているのですが、以下は私のパワポ資料作成講座の情報設計講座になります。

伝わるパワーポイント資料作成講座(図解・情報設計編)

情報を伝わりやすくする最低限のデザイン・装飾スキル

2つ目は、情報を伝わるやすくするための必要最低限のデザイン・装飾のスキルです。

必要最低限と書いたのには意味があり、ビジネス向けのパワポ資料にはかっこよくておしゃれなデザインは絶対に必要ではないということです。必要なのは情報が的確に伝わるための機能的なデザインです。

この機能的なデザインがシステムエンジニアも含めすべてのビジネスパースンが知っておくべき必要最低限のデザイン・装飾の知識となります。

これを知るだけで、素人感満載のダサいパワーポイント(ダサポ)から脱出することができます。

パワポ資料は中身が大事ではありますが、見た目のイメージが仕事内容のイメージにも直結して見えることが多く、きれいなパワポ資料を作れるだけで、仕事ができそうというイメージにもなったりします。

特にシステムエンジニアでパワーポイント資料をかっこよく作れる人は少ないので、それだけで、ポイントアップにつながると思います。

以下は私が開催しているきれいで伝わるパワーポイント資料作成のセミナーです。2時間聴くだけでパワポのデザイン知識を一気に習得できることができるので、ぜひチェックしてみてください。

伝わるPowerPoint資料デザイン入門講座

まとめ

ということで、今回は、システムエンジニアに転職するために必要となるパワーポイントスキルについて書きました。

私自身IT業界にいる中でパワポ資料作成スキルは意外と重要なスキルだと感じています。そして、システムエンジニアでパワポ資料作成スキルが高い人は多くありません。なくても仕事ができないわけではありませんが、外部にアピールできたりプラス評価につながるポイントになるので、持っておくと差別化にもなるスキルだと思います。

これからシステムエンジニアやシステム業界への転職を考えられている方は、ひとつのポイントとして意識してみてください。

不明点は解決しましたでしょうか。それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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